脳を疲れさせない伝え方
プレゼンや提案。セミナーを聞いていて、
こんな経験ないですか?
・資料が文字だらけで難しい…
・情報が多すぎて何が言いたいか分からない…
・話が長くて聞いてて疲れる…
いかがでしょうか?
正直、上記のようなプレゼンをされると退屈で疲れてしまいます。
そして、この疲れてしまう原因に「人間の脳」の仕組みが関係します。
ここでは、脳を刺激する伝え方を解説します。
分かりにくいは不信感
まず初めにこちらの資料を見て下さい。
これは私のお客様が、実際にセミナーで使用されていたものです。
この資料を見せながら、上から順に延々と読み続ける。
大変申し訳なかったですが、はっきりと「退屈です」とお伝えしました笑
これが専門家だけが集まる会での配布資料ならまだ分かります。
しかし、このセミナーは専門家や一般の方も参加されるものでしたので余計です。
他にもこのような資料を使いながら約90分のセミナー。
当然聞き手は途中からほぼ聞いていない状況でした。
では次の資料を見て下さい。
これは、弊社がポイントをアドバイスをしたのち作成された資料です。
いかがでしょう?
何がポイントなのかが一瞬で判断できませんか?
そして、ポイントを絞ることで何の話をしているかが明確となり、聞き手も理解しやすくなるのです。
その結果、セミナー後のアンケートでも高評価。
次の個別面談への申込率も23%UPと言う結果が生まれました。
脳の特性
具体例を見て頂いた上で、脳の特性の話をします。
実は脳は、分かりにくい情報ほど不信感を持つと言われています。
これはどういうことかと言うと、例えば何かの情報に触れたとします。
その際に、その情報を処理できる時間によって、分かりやすい情報。
分かりにくい情報を判断していると言うことです。下記の図を見て下さい。
処理にかかった時間が短い=分かりやすい
処理にかかった時間が長い=分かりにくい
そして、分かりやすい情報は高評価。
分かりににくい情報は低評価と判断すると言うことです。
もしも、事例でお見せしたような専門用語が多く文字だらけの資料を活用していた場合、当然脳は処理に時間がかかり分かりににくいと判断します。
そうなってしまうと、あなたの商品・サービスがどんなに良いものであったとしても、分かりにくく低評価。こんな判断をされるリスクが多いにあるのです。
あなたの資料は不信感与えてませんか?
プレゼン用の資料と、配布用の資料では役割が違います。
文字が多く説明的要素が多い場合は、配布資料として活用することをおすすめします。
配布用の資料をそのままプレゼンで使用するのではなく、プレゼンでは要点やポイントを絞ったものを。伝えきれない部分を配布資料で補足する。
このような流れにする事で、脳に負担をかける事もなくより分かりやすく伝える事が可能です。
脳の特性を理解して頂いた上で、ぜひ一度資料の見直しをして見て下さい。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
脳の特性は理解頂けたでしょうか?
特に新規向けのものや、フロントセミナーなどでこの不信感を作ってしまうと成約率に大きく影響してしまいます。
受講者にしっかりと情報をお伝えしたい!
そう思われる方ほど、陥りやすい罠でもあります。
『脳はシンプルが好き』
ここを常に意識しながら、ぜひ一度資料の見直しをしてみて下さいね。
そして、資料を変更した後の相手の反応をしっかりと観察して下さい。
きっと反応が大きく変わっていますよ!
最後までお読み頂きありがとうございます。