説明とプレゼンの違いとは?
プレゼンの目的とは何か?
この質問をすると、
「分かりやすく伝えること」
「相手に内容を理解してもらうこと」
このような回答が返ってきます。
もちろんこれも、間違いではありません。
しかし、これだけでは不十分。
なぜならプレゼンの目的は、
「こちらの望む結果に、相手を行動させること」
だからです。
ただ説明しているだけでは相手を行動させる事はできません。
つまり、
事実を分かりやすく伝え理解して貰うだけだと説明。
ここに、相手に行動させる。
この要素がプラスされる事でプレゼンとなります。
では、どうすれば相手を動かすプレゼンになるのか?
ここでは重要な3つの要素をお伝えします。
相手を動かす3つの要素
要素①相手の感情を動かす
人は論理ではなく感情で動く。
と言われるように、相手を動かすには感情を動かす事が重要です。
どれだけ分かりやすく説明したとしても、感情が動かなければ行動に移さないのです。
では、どのように感情を動かすのか?
そこで重要なのが『ストーリー』です。
映画やドラマを見ると、泣いたり、笑ったり、あのシーン最高だったなど感情が動きますよね?
それと同じようにプレゼンにもストーリーを取り入れる事で、感情を動かすだけでなく、より説得力を高め記憶に残すといった効果があります。
・商品の開発エピソード
・自分自身の経験談
・お客様のビフォーアフター
などストーリーは、単なる情報伝達以上の効果をもたらします。
プレゼンに適切なストーリーを組み込み、より効果的なコミュニケーションを実現しましょう。
要素②自分ごとにさせる
ついつい自分本位に話をしていませんか?
プレゼンを聞いて相手が「自分ごと」になっているか?この要素は非常に重要です。
例えば、新製品のカメラを提案するとします。
このカメラは画素数がこんなに凄くて、
こんな最新機能がついています。
しかも、他よりもとても軽いです。
このように、伝えたい事だけを伝える「自分主体」になっていては、相手の感情を動かすことはできません。これはまさに説明です。
聞き手は機能の説明を求めているのではなく、その機能を使ったら自分はどうなれるのか?ここが知りたいのです。
自分ごとして聞いて貰うには、
・相手が得られるメリット・ベネフィットを伝える
・専門用語は使わずイメージできるように
・具体的な事例や例えを使う
などが効果的となります。
常に相手の事を考えた提案を意識しましょう。
要素③相手の未来を見せる
ストーリーや、自分ごと化させながら相手の未来を見せる事が最も重要です。
・この製品やサービスを使うとどんな未来が待っているのか?
・どんなワクワクする事が起こるのか?
・どんなハッピーな事が起こるのか?
ここが欠如しているプレゼンを多く見かけます。
ただひたすら説明をされても聞き手は、
「早く終わらないかな」と殆ど話を聞いていません。
そうではなく、ワクワクする未来を見せる事で、
「もっと続きが聞きたい!」
「ぜひ一度使ってみたい!」
こんな感情を引き出すことができます。
顧客は製品やサービスにお金を払うのではなく、
未来の為にお金を払うのです。
あなたの顧客はどんな未来を望んでいますか?
どんなハッピーな事を期待していますか?
ここをしっかりとリサーチし、プレゼンに導入しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
説明とプレゼンの違いを少しでも感じて頂けたでしょうか?
他の記事でもお伝えしていますが、プレゼンの主役は聞き手です。
そして、この聞き手の感情をいかに動かし行動させるか?
ここがプレゼンの成否を分けます。
分かりやすい説明だけでなく、ここに感情を動かす要素を取り入れるだけで、格段に成約率や理想の結果を得ることが可能です。
ぜひ、この3つの要素を意識しながら相手の心を動かせるプレゼンにブラッシュアップしてみて下さい。
最後までお読み頂きありがとうございました。