できる話し手の必須スキル!話の「間」を恐れない勇気
プレゼン・セミナー・営業など、お客様との話の間や沈黙が流れる…
この沈黙に耐えきれず、ついつい間髪入れずに話し続けてしまう…。
そんな経験はないですか?
実は、この「話の間」は聞き手にとってのメリットも多く、さらにはコミニケーションを円滑にする効果があります。
ここでは、「話の間」を恐れない重要性と、「間」を取り入れる事のメリットについて解説していきます。
そもそもなぜ、間や沈黙が怖いのか?
人はなぜ、間や沈黙が怖いのでしょうか?
それにはいくつか理由があります。
理由① 反応がない事による気まずさと不安
一生懸命伝えているのに、反応がなく沈黙が訪れる。会話において無音や沈黙が生じることは、
・伝わっていないのでは?
・説明が悪いのでは?
・つまらないのでは?
などの不安を生じます。
また無言の状態に気まずさを感じてしまう為、それに耐えきれず間を嫌うのです。
理由② 流れが切れる事による不快感
テンポよく話を進める中で間ができると、会話の流れやリズムが途切れることを避けようとする傾向があります。
コミュニケーションが一度途切れると、その後の再開が難しくなるのではないか?
という心理的な不安が生じるため、間を取る事を躊躇します。
理由③ 無音や沈黙は心理的不安を生じる
無音や沈黙は、心理的な不快感を引き起こすことがあります。
このような状態になると不安や緊張が増加し、耐えることが難しくなり結果的に間を取らずに話し続けてしまうのです。
いかがでしょうか?
間や沈黙に恐怖感がある方は、このような理由が当てはまるのではないでしょうか?
そして、間を恐れる事での相手へ与えるデメリットがあります。
それは、
『相手に圧迫感を与え、疲れさせてしまう』
事です。
疲れ切った状態で、どれだけいい内容を伝えても、全く記憶に残りませんし当然成果にも繋がりません。
では、「間」をうまく活用する事でどんなメリットがあるのか?
3つのメリットをご紹介します。
間を取る事で生まれる3つのメリット
メリット① 話を整理でき記憶に残しやすい
間を取ることは相手が考えを整理したり、感情を受け止めたりするために必要な時間です。
頭の中が整理され重要なポイントを理解し、記憶に残す効果があります。
無理に会話を詰め込むことで、こちらが本来伝えたかった意図が伝わりにくくなることもあります。
メリット② 話の変化を感じ飽きさせない
間を取ることは、話の変化を伝える合図でもあります。
一方的に話をされると、いま何の話をしているのか?が理解しにくくなり、聞き手の負担が大きくなるのです。
一旦間を取り、話をリセットする事で、飽きを感じさせず集中して話を聞かせる効果があります。
メリット③ 圧迫感を感じさせず疲れさせない
間もなくマシンガントークをされ話しが終わった時、
「ふぅー、疲れた…」
そんな風に感じた経験はありませんか?
このような状態では当然内容も入っていません。
また、間髪入れずに話し続けられると、圧迫感と同時に恐怖感を感じる方も実際に見えます。
適度に間をとり、相手と呼吸を合わせることは疲れさせないだけでなく、円滑なコミニケーションにもなるのです。
間を作る為のテクニック
間を取る事の重要性は分った。けど、やはり不安があるから具体的にどのようにすれば?そんな疑問を感じるかも知れません。
間をうまく取るテクニックとして2つご紹介します。
1つ目は、質問を活用する。
話の間の変わりに、質問を活用してみましょう。
相手に興味を持っていることを示し、質問する事で聞き手の頭を整理する時間となります。
ただし、適切なタイミングと内容を考えて質問することが大切です。
2つ目は、普段から間を意識してみる。
普段の会話の中でも、意識的に間を入れる事で恐怖感や不安は軽減していきます。
また間を入れた事で、相手はどんな反応をするのか?間の時間は適切か?
などを繰り返す事で、より自然に間を活用できるようになります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
「間」を取ることの重要性を少しでも感じて頂けたでしょうか?
間は実は恐怖でなく、
相手とのコミニケーションなのです。
ですので恐れる事なく、適度に間を入れる事は双方に取ってもメリットだらけ。
この間を取るという事を意識しながら、有名人や著名人の講演を見てみて下さい。うまく間を活用し心を動かしていると思います。
ぜひ、勇気を持って実践してみて下さいね。
最後までお読み頂きありがとうございます。