人前で緊張してしまう3つの原因とその対策とは?

「人前だと緊張してうまく話せない」

この様な悩みをお持ちの方もいるのではないでしょうか?
実際、私のクライアント様でも、

「1対1や小さなグループだと大丈夫だけど、大多数になると一気に緊張してしまう…」

などのご相談を受ける事もあります。

私も過去に人前に立つと体や声が震え、自分が何を話したすら忘れている…
汗だくの緊張しまくりでした笑

今でこそ、100人以上の前でセミナーなどやらせて頂く機会がありますが、緊張してしまう気持ちはよくわかります。

ここでは、人前で緊張してしまう3つの原因とその対策をお伝えします。

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なぜ人前で緊張してしまうのか?3つの原因

原因①  うまくやろうとし過ぎてしまう

人前で話すとき、自分が他人からどのように評価されるのか?
という不安が緊張を引き起こします。

これを社会的評価とプレッシャーと言い、他人の評価や期待に応えようとするプレッシャーが緊張感を高める要因となるのです。

・噛んでしまったら…
・内容が飛んだら…
・うまく話せなかったら…

など、うまくやろうとすればするほど失敗への恐怖感が増してしまいます。

原因② ベクトルが自分に向いている

人前で注目されることによって、自分に対する意識が高まり自己評価が強調されることがあります。

また、これが大多数の前になると余計に集団心理の影響が出ることがあります。

大勢の前で個人が発言すると、自分の意見がどう受け入れられるか?という不安や、他人の反応に対する恐れを引き起こすのです。

・周りの視線が気になる
・みんなが見ているという錯覚
・できる人に見られたい

ベクトルが内容や聞き手に向かず、自分に向いてしまうと言う焦点のズレが、パフォーマンスに対する緊張を引き起こすのです。

原因③ 練習・準備不足

圧倒的に多い原因がこの準備不足です。
準備や練習が不十分な状態だと、自分自身が内容の理解が十分でないため、確信を持てず自信を失っていきます。

準備不足の状態で、何か一つでもミスをしてしまうと頭が真っ白になり、より緊張感と不安を増大させてしまいます。

緊張を克服するための5つの対策

いかがでしょうか?
緊張してしまう原因で自分自身に当てはまるものはありましたか?

では、実際にこの緊張を克服するためにはどんな対策が必要か?
実際に私が行っている5つ対策ポイントは以下の通りです。

対策ポイント① イメージトレーニング

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プレゼンが上手くいった姿をイメージし、成功体験をイメージ化することで自信をつけることができます。

プレゼンやセミナー終了後に聞き手から、

「すごく良かったです!いますぐ行動してみます!」
「本当に今日来て良かった!是非とも参加したいです!」
「今すぐ一緒にやりましょう!」

など、どんな言葉を言われたいか?
そして、実際にそんな声を掛けれているシーンをイメージする事で、緊張感よりもワクワク感が高まっていきます。

私はセミナーなどが決まったら当日を迎えるまで、毎晩寝る前にイメージトレーニングをしています。

これにより、自分に対してポジティブな意識づけを行い、成功体験に焦点を当てることが大切です。

対策ポイント② 主役は自分ではなく聞き手と言う認識

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緊張する原因にベクトルが自分に向くというのがありました。

では、プレゼンやセミナーは一体誰の為のものでしょうか?
もちろん、話すのはあなたかもしれません。

しかし、それは聞き手が居て初めて成り立つものです。
つまり、主役はあなたではなく聞き手なのです。

実際、あなたが思っている以上に誰もあなたを見ていません笑
また、あなたが多少ミスや間違いをしても誰も気づきません。

大切なのは、自分に矢印を向けるのではなく相手に焦点を合わせる事。
これが一番重要なのです。

対策ポイント③ 聞き手を巻き込む

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これは少しスキルが必要となりますが、自分1人で話そうとするのではなく、聞き手を巻き込む事で緊張がほぐれます。

例えば、
「これはどう思いますか?」

など質問を振ったり、

「これに賛同の方は手を挙げて下さい」

など、聞き手にアクションを起こさせる事で場の雰囲気も和んでいきます。

そして、大多数の前で合っても全員に話そうとするのではなく、1人に話しかけている。そんな意識をするのもポイントです。

そうする事で、全員から見られていると言う感覚がなくなり緊張せずいつも通りに話す事ができます。

対策ポイント④ 徹底的な準備と練習

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最も重要なのが、この準備と練習です。

以前私も、
「自分がOKと思う3倍は練習しなさい」
と教わった事があります。

この準備と練習が何よりも自分に自信をつけ、堂々と話せる様になります。
私の場合、特にこの3点を意識し準備します。

①資料の構成
よく、資料が文字だらけで、内容を詰め込んで見える方がいます。
自分の伝えたいことをできるだけ伝えたい!その気持ちは分かります。

しかし、文字だらけの資料をただ読んでいたらどうでしょう?
当然、聞き手は飽きてしまい反応も悪くなります。

反応が悪くなる事で、場の雰囲気も悪くなり余計に緊張感が増す。
こんな事が起こってしまいます。

ですので、資料はできるだけシンプルに。
そして、何が伝えたいかのキーメッセージだけを見せ、あとは口頭で伝えていく。

そんな資料作りを意識する事で、より集中して話しを聞かせる事ができます。

②フィードバックを貰う
自分は完璧と思っていても、聞き手にとっては分かりにくい表現になっている事が多々あります。

先ほどからお伝えしている様に、主役は聞き手です。
ですので、事前に第三者にプレゼンを聞いて貰い客観的なフィードバックを貰うことで、より聞き手に響く内容へとブラッシュアップできます。

ぜひ、第三者に一度聞いて貰いフィードバックを貰う。
これを実践してみて下さい。

③一字一句完璧に言えるぐらい繰り返す
自信をつけるには、一字一句完璧に話せるぐらいまで練習する事です。

例えば大好きな歌手のライブに行った際、歌詞カードを見ながら歌っていたらテンションが下がりませんか?

それと同じく、プレゼンやセミナーでもあなたがただ文字を読んでいるだけでは、聞き手のテンションが下がります。

そうすると、話を聞いていない人が溢れどんどん自信を無くし緊張する。
こんな事が起こります。

前で話す以上、自分はプロだ!その認識を持って繰り返し練習をしてみて下さい。

対策ポイント⑤ 積極的に経験を積む

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緊張から解放させるにはとにかく場数を踏む事です。

苦手だからといって敬遠していては、いつまで経っても変わりません。
大勢の前は苦手。それはむしろ「伸びしろ」です。

私もまだ人までまともに話した事が無かった時に、150人の前でセミナーをしてくれないか?と頼まれました。

正直、自分には到底無理で断りたかったですが、お世話になっている方からの依頼でしたので渋々お受けしました笑

しかし、結果この経験が本当に良かった。
一度150人の前で話すと、その後30人、50人、100人の前で話しても以前より全く動じず、緊張しなくなったのです。

つまり、緊張するからと言う理由で大多数の前で話す機会を手放すのは本当にもったない。

・今は10人で緊張するなら、20人に挑戦する。
・20人ができたら50人に挑戦する。

など、自らキャパを決めずにどんどんチャレンジする事で、必ず緊張と言う呪縛から解放されます。ぜひ、勇気を持ってチャレンジして下さい。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

人前や大人数の前は本当に緊張しますよね。
しかし、その機会があなたに来ていると言うことは、それだけあなたが信頼されている証拠でもあります。

もしも、いま苦手と思っているなら成長のチャンス!
ぜひ、そのチャンスを掴んで下さい。

そして、そんな機会が訪れた際にこの記事を思い出して頂き参考にして頂ければ嬉しく思います。

最後までお読み頂きありがとうございます。