書くのが苦手な人の書く技術
言葉で話す事はできるんだけど、
文章を書くのが苦手で…
こんな悩みはありませんか?
文章で表現するとなると、うまく価値を表現できない。
よく相談される悩みでもあります。
ここでは、価値が伝わる書き方のヒントをお伝えします。
特徴とベネフィットの違い
価値が伝わる言葉にするために知っておくべきこと。
それが、特徴とベネフィットの違いです。
では、特徴とベネフィットとは何か?
特徴とは?
特徴とは、その商品のスペック、性能、機能など商品自体に言えるものです。例えばスマートフォンの場合、「横7cm、縦15cm」「色が黒い」「写真が撮れる」「ボタンがない」など、そのスマフォについて言える事実が特徴となります。
ベネフィットとは?
その特徴から得られる結果や変化の事をベネフィットと言います。
先ほどのスマフォのベネフィットは何か?「横7cm、縦15cm」という特徴があります。ここからどんな事が得られるか?を考えると「片手で操作できる」「ポケットに入る」などのベネフィットを考える事ができます。
商品の特徴からベネフィットを考える事が、価値が伝わる文章を書く際にとても重要となります。
顧客は商品ではなくベネフィットを買う
顧客は商品ではなく、ベネフィットを買う。
この考え方はとても重要です。
顧客は商品そのものが欲しいのではなく、その商品を手にして得られる未来にお金を払うのです。
ですので、文章で価値を伝える際も商品の説明をするのではなく、商品を購入する事で得られるベネフィットを伝える必要があります。
では、どのようにベネフィットは作れるのか?
それは次の3ステップで考えていきます。
ベネフィットを作る3ステップ
ここではベネフィットを作るための3つのステップを紹介します。
ステップ1 特徴をリストアップ
まずは、あなたの商品の特徴をリストアップしていきます。
どんな商品か?どんな機能?どんな形?どんな色?重さは?などなど。
まずは思いつくままリストアップしていきます。
事例(スマフォの場合)
・横7cm、縦15cm ・色が黒い ・写真が撮れる ・ボタンがない
・容量が512GB ・画面が大きい ・アプリがダウンロードできる
など、思いつくものを書き出していきます。
ステップ2 理由を考える
ステップ2では、特徴に対しての理由を考えます。商品の特徴にはその特徴が存在する理由が必ずあります。その理由を考え書き出します。
事例
先ほどのスマフォの特徴に、容量が512GBというのがありました。この特徴がなぜ存在しているのか?このなぜ?を問いかける事が重要です。
そうすると、「好きな曲を好きなだけダウンロードできるから」「写真や動画を大量に保存できるから」など、この容量がある理由が見えてきます。
このように、特徴が存在する理由を考えるのがステップ2です。
ステップ3 特徴をベネフィットに転換
ステップ3では、書き出した特徴からベネフィットに転換していきます。
事例
先ほどのスマフォの場合。
特徴は512GB。その特徴が存在する理由は、大量に写真や動画を保存できる。ではそこから得れるベネフィットは何か?
旅先で容量を気にする事なく、いつでも写真や動画など最高の思い出を沢山残すことができます!
となります。
つまり顧客は容量512GBを購入するのではなく、旅先で家族との思い出を沢山残すことができる!このベネフィットにお金を払うのです。
伝える際はこのテンプレート
ステップ1:この商品にはこんな特徴がある
ステップ2:特徴が存在する理由はこうだから
ステップ3:つまり、この特徴がある事でこんなベネフィットが得れる
このような感じで考えていくことで、よりスムーズに文章化できます。
そして、ベネフィットを作る際には以下のテンプレートに当てはめるのがオススメ!
この商品には(特徴)があります。
だから(ベネフィット)する事ができます。
事例
このスマフォのサイズは横7cm、縦15cmです。だから、ポケットに入るのでカバンなど持たずとも手ぶらでお出かけできます。
このようにテンプレートに当てはめる事で、
簡単に特徴から価値を伝える事ができます。
書くのが苦手な方の多くが、いきなり文章化しようとするところにあります。まずは特徴のリストアップ。次にその理由を洗い出す。そして最後にベネフィットを考え、テンプレートに落とす。
この方法を知っているだけで格段に伝わる文章になります。
ぜひ、試してみて下さいね!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
文章化のコツを理解頂けましたか?
重要ですので何回もお伝えしますが、
商品ではなく、ベネフィットを買う。
この考え方は本当に重要です。
文章だけでなくプレゼンでも商品の特徴ばかり話している方も見えます。それでは、顧客はお金を払いません。
特徴が存在する理由を考え、ベネフィットに転換して伝える。
これも繰り返し訓練する事で、身についていきます。
最初は難しいかもしれませんが、ぜひしっかりと身につけて下さいね。
最後までお読み頂きありがとうございます。