言葉で価値を高める方法

・もっと沢山の人に購入して欲しい…
・値下げではなく、高単価でも売れるようになりたい…

そう思いませんか?

特に、値下げではなく高単価でも売れるようにする。
物価の高騰などインフレに突入する中で、これまでのように値下げでの顧客獲得は、大きな問題になると思います。

高単価でも購入してもらうには、より商品の魅力を伝えなくてなりません。

ここでは、言葉で価値を高める方法をお伝えしていきます。

特徴とベネフィットの違いとは?

あなたは特徴とベネフィットの違いをご存知ですか?チラシ、LP、プレゼンなど。

多くの方がベネフィットではなく、特徴を伝えてしまっているケースがあります。

では、特徴とベネフィットの違いとは何か?

特徴とは?

特徴とは、その商品のスペック、性能、機能、形式など商品自体に言える事です。

例えば、スマホの場合特徴は何か?

・縦18cm、横10cm
・ボタンがない
・アプリが取れる
・音楽が聴ける
・カメラがある

など、スマホについて言える事実になります。

ベネフィットとは?

ベネフィットとは、その特徴から生まれる結果や変化など。

その特徴があることによって、得られる結果がベネフィットとなります。

では、先ほどのスマホのベネフィットは一体何か?

「縦18cm、横10cm」という特徴がありました。ここからどんな結果が得られるか?を考えると、

・ポケットに入る
・片手で簡単に操作できる

というベネフィットを考える事ができます。

「カメラがある」という特徴から得られるベネフィットは?

・デジカメなど、プラスの荷物を持つ必要がない
・いつでも最高の思い出を残せる

というベネフィットを考える事ができます。

このように、商品の特徴からベネフィットを考える事がとても重要。

なぜなら、顧客は特徴や商品そのものを買うのではなく、そこから得る事ができるベネフィットを買っているからです。

ベネフィットを生み出す3ステップ

有名な言葉で、

「ドリルではなく、穴を売れ」

こんな言葉を聞いたことありませんか?

これは、マーケティングの巨匠であるT・レビット博士が言った言葉。

ドリルを買いにきた人が欲しいのは、ドリルでなく穴である。

つまり、人が買うのは物そのものではなく、それが提供しているベネフィットという事です。

では、どのようにこのベネフィットを作るのか?
3つのステップは以下の通りです。

ステップ① 商品の特徴を書き出す

まずは、あなたの商品の特徴をリストアップしていきます。

どんな機能がある?どんな成分がある?どんなシステム?どんなデザイン?どんなテクニック?どんな方法で提供している?重さは?形は?

などなど、考えつくものをどんどんリストにしていきます。

スマホの場合
・縦18cm、横10cm・ボタンがない・アプリが取れる・512GB・音楽が聴ける・カメラがある・カラーバリエーションが5種・形が長方形
・指で操作できる・電話・メールできる  ect

ステップ② 理由を考える

ステップ2では、特徴に対しての理由を考えます。特徴には必ず理由があります。

なぜこの特徴があるのか?
その理由を考え書き出します

スマホの場合
iPhoneの特徴に、512GBという容量があります。なぜこの容量が搭載されているのか?を考えます。

すると、「家にあるほとんどの曲が入る容量だから」「大切な家族との写真を沢山保存できるから」「思い出の動画を保存する事ができるから」

など、512GBの容量を搭載している理由がみえてきます。

ステップ③ベネフィットに転換

ステップ①で書き出した特徴をベネフィットに転換していきます。

スマホの場合

ステップ①(特徴) 
512GBの容量がある

ステップ②(理由) 
写真が沢山撮れ保存できる

ステップ③(ベネフィット)  
旅行に行ってもこの1台があれば、
最高の思い出をいつでも残すことができる。

と、なります。

このように、

ステップ①:この商品にはこんな特徴がある

ステップ②:特徴の理由は、こんな理由が存在している

ステップ③:つまり、この特徴がある事でこんなベネフィットが得れる

という感じで考えると、ベネフィットを生み出す事ができます。

この商品には(特徴)があります。
だから、(ベネフィット)できます。

何かを伝える際は、上記のテンプレートに当てはめることで、より伝わりやすくなりますので、実践して見て下さい。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
言葉で価値を高める方法を理解して頂けましたでしょうか?

このベネフィットを魅力的に伝える事で、商品単価を高める事も可能です。

例えば、ダイエットサプリ。

A:◯◯という成分豊富なダイエットサプリ

1,000円

B:この商品には、◯◯という成分が通常の3倍入っています。

この◯◯には脂肪を分解し、更に腸内環境を整える事ができます。

それにより、脂肪燃焼ができ脂肪がつきにくくなるので、食べても太らない身体を作れます。

1,500円

どうでしょう?
価格が500円高くても、Bの方が欲しくなった方も多いのではないでしょうか?

この様に、言葉で価値を高め単価を上げるという事も可能となります。

今回、お伝えしたベネフィットの作り方を参考に、是非商品やサービスの魅力を高めてくださいね、

最後までお読み頂きありがとうございました。